私が、20年間曲がりなりにも、美容室を経営してこれたのも、フルで美容師をやってた時から、
多少なりともハサミを置く時間を確保し続けたからだと思います。
1999年に独立して、4~5年目くらいの時、あるディーラーの方に、「男性美容師は40歳が曲がり角ですよ!」
「経営者になることを考えるか、本物のカリスマ美容師になって、経営を任せる人を確保しないといけませんよ!」
という言葉を聞いた時に、経営者になることを、一応決めました。
今から考えるとノリの経営(当時は真剣にやってましたが・・・。)
そこから、ずるずると美容師を続け、独立6年目に、ノリで移転拡張(2階建ての40坪の店舗)!
これがまあまあ運よく、当たったので、9年目に2店舗目をこれまたノリで出店(敷地面積230坪、建坪60坪のまあまあ大型店舗)、
ノリでの出店ですので、黒字化までに3年近くかかり、何とか乗り切るも、
今度はノリでトータルビューティー化、ネイルサロンを続けて2店舗出店!
次にアイサロンも出店、ネイル1店舗は赤字を回収できぬまま閉店、
そして極めつけは、ノリで時短ママスタッフのみのスタッフで構成されたママサロンを出店!!!
と続けてきて大赤字で大失敗という結末を迎えたのです。
毎年、経営計画をつくり、経営者もどきな経営を何とか、ぎりぎり赤字にならない程度に、行っていました。
その間の2012年から週に1日、づつ毎年美容師の日を減らしていき、2015年末で完全にハサミを置いて、形だけ経営者になりました。
これは必然だったのかもしれません。2014年に無謀な採用を行い、結果採用した以上の12名の退職者を出してしまい、
形だけではない、本当の経営者になるべく、大阪や東京に毎週のように通って、勉強を始めたのです。
経営者の勉強スタート
ノリでうまくいくほど、経営は甘くありませんでした。
今まで独学てわかったつもりになっていた経営というものを
根底から覆されるような、人達(すごい経営者の人たち)との出会いもあって、
いろいろなことを学ぶことができました。
そして、今の経営スタイルが、確立されました。
やはり、一つだけ言えることは、美容師をやりながらの会社経営は、
よほどすごい人物(器のでかい人物)でない限りできないということです。
美容師をやるための脳の使い方と、経営者としての脳の使い方はまるで違うので、
相反する二つの脳みそを使い分けることは、僕はできませんでした。
たとえ自分や奥様、以外の他人を一人でも雇って経営するなら、
経営者はまずは経営者としての役割を果たすことが第1に考えなければならないことだと、今は言えます。
経営者がやるべきことは、経営理念を確立し、戦略・方針を策定し、
ビジネスモデル(設ける仕組み)を確立し、お客様や社員さんを幸せに導くことです。
そして、まずはハサミを置いて、それをやるための時間を確保しなければなりません。
経営者として、やることを行い、組織が自走することができるようになってから、
もし美容師をやりたかったらまたサロンに戻ったらいいのではないかと思ってます。
というわけで、経営者がやるべきことを、このブログとYouTubeで紹介していきますので、
ぜひ引き続きブログを読んだり、動画のご視聴よろしくお願いしたします。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたm(__)m
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